2021/02/13 20:27
今回の作品も前作と同じテーマで、
「ビール瓶を利用した
一輪挿し用のワイヤーバスケット(カバー)」です。
ところで、
ビールの空き瓶を利用するメリットは3つあります。
ひとつは、安価で手に入るということ。
例えばハイネケンビールは230円前後ですが、
そもそも瓶を使うのはビールを飲み終えた後ですから、
考えようによってはタダみたいなものです。
ふたつめは、規格が似ているので、
色々な瓶を試せるということ。
ラベルデザインはどれも素敵ですし、
瓶の形や色の違いも楽しめます。
3つめは、水耕栽培に向いているということ。
この「向いている」というのは、
ビール瓶の遮光性によるものなのか、
それとも形状によるものなのか、
本当の理由はわからないのですが、
植物にとっては居心地が良いようです。
今回の作品については
SHOPの商品紹介ページに書いた通り、
84本のワイヤーを組み合わせています。
ワイヤーワークの基本は、
1本のワイヤーの両端を
自身または別のワイヤーに
ペンチを使って接合することです。
その作業を「かしめる」とか
単に「とめる」と言いますが、
本作品の場合、
その作業が168回(箇所)にもなりました。
最も、その結果
前作に比べてワイヤーの組み上がりが密になり、
ワイヤーワークの力強さや躍動感を
より感じていただけるものになったと思います。
普段、制作の過程を記録することはないのですが、
今回、ブログ用にその工程を残してみました。
さすがに1工程1写真では大変(面倒)なので
実際には5カットです。
それぞれの過程で3つの数字を書き込んだ
メモが付けてあります。
最初の数字は工程の順番で次の数字は実際の工程数、
3番目の数字は合計工程数です。
記録を残す意味は2つあって、
ひとつは自分用の備忘録。
もうひとつは
「自分で作ってみたい!」という方のためです。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、
どうぞ、ご参考までに。
最後の写真には3つのビー玉が付いています。
これは、何となくビー玉を組み合わせていたら
偶然いい具合に収まったので撮ったものです。
いかがでしょうか?
無機質・無彩色のオブジェに
キラキラしたビー玉が組み合わさると
少し華やいだ感じですね。
さらに吊っているワイヤーを麻紐等に変えれば
柔らかな雰囲気に変わるでしょう。
足したり替えたり、あなたのアイディアで
ぜひアレンジしてみてください。
この小さな作品が、
あなたに迎えられることを願っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございます。